シロアリについて
沖縄に住むシロアリの種類と生態
沖縄に住むシロアリの種類と生態
亜熱帯気候の沖縄は、年中シロアリが活動できるためその被害はダントツ。
奄美・沖縄地域に多い「ダイコクシロアリ」や「アメリカカンザイシロアリ」等、沖縄特有種の被害も増えています。
ヤマトシロアリ
土の中や湿った多湿な環境を好み、被害は床下に多い。暑さに弱く、盛夏は涼しい場所へ巣ごと移動する。頭形は楕円形。
兵アリ
3.5mm〜6.0mm
イエシロアリ
大きな巣を建物内や地下に作り、蟻道で餌場(加害場所)とつなげる。水を運ぶ能力があるため、被害が激しい。頭形は卵型。
兵アリ
4.5mm〜6.5mm
ダイコクシロアリ
乾燥にきわめて強く水がなくても生存可能。木材や枯れ枝に小集団を形成し生活。被害は小規模だが活動範囲が広い。
兵アリ
4mm〜5mm
アメリカカンザイシロアリ
輸入家具などに紛れて入ってくる為、局所的に分布。乾剤を食べ湿気がなくても活動可能。小規模コロニーが点在する為駆除が難しい。
兵アリ
9mm〜11mm
ヤマトシロアリ Yamato termite
北海道の北部を除く日本全国に生息。4月中旬〜5月にかけて日中、特に雨上がりの蒸し暑い昼間に巣から羽アリが飛び出します。
イエシロアリ Ie termite
千葉県以西の温暖な沿岸地域を中心に生息。6月〜7月の蒸し暑い日の夕方から夜間に多く羽アリが飛び出します。
ダイコクシロアリ Daikoku termite
奄美大島以南に分布。5月〜8月の夕方から夜間に数回に分かれ群飛します。走光性で光に集まる習性があります。
アメリカカンザイシロアリ Dry-wood termites
輸入材や家具とともに運ばれ、現在30数カ所で見つかっています。冬以外の3月〜11月の日中に小規模で数回郡飛します。
シロアリの怖さと喰害
シロアリの怖さと喰害
人目につきにくい場所から侵入するシロアリ。
喰害は木材だけでなく衣類やコンクリート・ケーブル・釘までも。
シロアリの喰害
シロアリは雑食性昆虫で、加害力の強烈な昆虫です。暗くて、湿気があり、温度が安定している場所に好物である木材があれば、シロアリが大切な住宅に住み着く可能性が限りなく大きくなります。また木材だけでなく生きた樹木や農作物、プラスチック、繊維類、コンクリートをも加害。日本で問題となるヤマトシロアリとイエシロアリは地下シロアリといわれ、一般的に地中を通って床下から住まいに侵入します。
シロアリが及ぼす主な被害
土台と柱の被害
シロアリは地中から建物に侵入してくることが多いので、まず土台や床束、柱などの下部が食害されます。
天井の被害
柱や壁などの内部を食い進み、天井裏の部分に被害をもたらします。特にイエシロアリは水を運ぶ能力があるのでその被害は建物の上層部に及ぶこともあります。
畳の被害
気付かないうちに、たんすや家具の下の畳がシロアリに食害されていることがあります。
鉄筋コンクリート造の建物の被害
被害の対象は木造建築物以外にも。コンクリート造建物でもシロアリはひとたび侵入すると内部の木材や家具などを食い荒らします。
シロアリ被害の恐ろしさ
シロアリ被害の見つけ方
シロアリの被害に合うのは木造の建築物だけだと思われがちですが、
鉄骨造やRC造の住宅でも床板や内装材など木質部材は多数使用されているため、油断は禁物!
シロアリ被害の早期発見を心がけましょう。
羽アリを家の中や周囲で見た
浴室などの隙間から羽アリが飛び立ったら近くに巣がある証拠です。大量の羽アリを家の中や周辺で見かけた場合はかなり危険な状況です。
柱や壁を叩くと空洞音がするところがある
シロアリの食害によって柱内部が空洞になっている可能性があります。また柱に食跡がある場合は何らかの害虫に食害されています。
家の周りに蟻道がある
シロアリは地中から蟻道を作って建物へ侵入してくることが多いので、建物の基礎や束石、土台などに蟻道がついていないか確かめましょう。
家の敷地や軒下に廃材や古材を放置している
地面に直接置かれた廃材はシロアリの餌になります。廃材への食害をきっかけに住宅への被害につながる可能性があります。
近所でシロアリの被害が発生している
シロアリの食害によって柱内部が空洞になっている可能性があります。また柱に食跡がある場合は何らかの害虫に食害されています。
敷居や床が軟らかくなってきた
シロアリは地中から蟻道を作って建物へ侵入してくることが多いので、建物の基礎や束石、土台などに蟻道がついていないか確かめましょう。
ひとつでも当てはまるものがあれば要注意!!
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